残雪を求めて御嶽山
数年前までは山スキーシーズン最後によく御嶽山へ行っていました。今季はとりわけ雪が少ないですがGW中の記録を見るとまだ行けそう、先日の大雨で雪がかなり減っていそうですがなんとか行けるだろう、と思って行ってきました。
■期日:2023年5月10日 ■天候:快晴 ■メンバー: Oba
■コース:中の湯(黑沢口登山口)~八合目女人堂~八合目半鞍部(黒岩)~九合目2800m (往復)
雪は少ないながらもなんとか行けるだろう、というのは甘かった。先日の大雨による雪の減少は凄まじかったです。御嶽山の山スキーは完全に賞味期限切れでした。
八合目までは雪は少ないながらもこんなものか、と少ない雪を拾い拾いなんとか進みましたが、八合目から上部斜面はハイマツ帯露出で雪の続いている斜面が無く右往左往。どこを進んでもハイマツ帯が行く手を阻みスキーでは全く進めません。仕方なく観念してほとんど雪が着いていない岩と火山灰砂礫だらけの夏道をスキー板担ぎで進むしかない、という状況です。
それでもなんとか登り八合目半~九合目の上部東面壁をシートラ靴アイゼン装着で直登、九合目石室山荘上の標高2800m地点まで登り、東面壁の僅かに残っているシュートにスキー滑降のシュプールを付けてきました。
スキーで滑った所は少なくほとんど修行のような山スキーですが、ちょっぴりスーパーザラメ雪が味わえたし、上部東面壁シュートにスキーシュプールを付けられたので気が済みました。
来シーズンははたしてどうなるか?ですが、これにて今シーズンの山スキーは潔く終了です。
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