11/3,4 大雲取越・小雲取越(1日目)
先月の中辺路(滝尻~本宮)に続いて中辺路の派生ルート熊野参詣道(熊野古道)大雲取越・小雲取越(那智~小口~本宮)をこの飛び石連休に1泊2日で歩いてきました。
今回は早い時期に熊野川町小口の宿泊施設(小口自然の家)を予約して、歩く距離も昨年の小辺路や先日の中辺路に比べればかなり短く、荷物も軽く快適な宿に宿泊してのお気楽行程でちょっと楽チン行程過ぎましたが、まあ熟年爺はあまり無理をせずこれくらいの余裕を持って楽な行動の方がいいのかも、です。
■コース
・11/3(1日目) 那智山~色川辻~地蔵茶屋跡~越前峠~小口(小口自然の家にて泊)
・11/4(2日目) 小口~小和瀬~桜峠~百間ぐら~請川
■メンバー:Oba(単独)
——————————————————————————————————–
■11/3(1日目)大雲取越(那智山~小口)(小口自然の家泊)
前夜にJR那智駅横の「道の駅なち」に移動、車中泊。それにしても南紀の那智は遠い。和歌山県北部の拙宅から同じ和歌山県なのに車で約4時間もかかりました。
車を道の駅に置かせてもらい朝一番のバスで那智山まで移動
まずは二日間の道中の安全を祈り熊野那智大社に参拝
隣の西国三十三所第一番札所那智山青岸渡寺に参拝
三重の塔と那智大滝の毎度お決まりの写真もとりあえず撮っときます
那智山青岸渡寺横の熊野古道入口を朝7時半に出発
500m毎にあるこの番号道標を数えながら歩きます 今日の行程は29番までのはず
しばらく歩いて那智高原 これはいったい何のための公園??
那智の山には不似合いな巨大滑り台等の遊具がありますが
那智高原を通り過ぎていよいよ熊野の山中へ
坂道を淡々と登り舟見茶屋跡へ来ると熊野灘、那智勝浦の町の展望が開けます
概ね暗い樹林の道ですが熊野の山々の展望が開けるところも時々あります
色川辻手前の八丁の堀割 ここで一旦林道に出てすぐまた山道へ
道にいくつも転がる苔生したゴロゴロ石 なんでこんなに丸くなっているのか??
那智山8km、小口6.5kmの道標
林道に出てしばらくの車道歩きのうちに今日の行程の半分を過ぎました
緩い下りの車道歩きしばらくで地蔵茶屋跡に到着 トイレ、立派な休憩所があります
地蔵茶屋跡の休憩所内部 まだお昼前ですがここで昼食休憩とすることにします
休憩後いきなりの石畳の急登がちょっと応えます
このあたりから要所要所に歌碑が建っています
長い石畳の急登 まあこのあたりが熊野古道の雰囲気が一番色濃く残っている所でしょうか
大雲取越の最高標高地「越前峠」(880m)に到着
越前峠を過ぎると今度は苔生した石畳の急下降が延々と続く胴切坂 よく滑るので注意!
行き交う旅人を静かに見守る道端の石仏
大雲取越はほとんどが暗い樹林の中を淡々と歩く道の連続ですが、ほんの少しだけ紅葉も
長い石畳の下り坂が終わると道に鎮座する「円座石」(わろうだいし)
熊野三山の神々が座って談笑したと言われています
小口の大雲取登り口に降りてきました
山間の静かな集落にある小口自然の家 ここが今宵の宿泊地です
小口自然の家にはチェックイン開始前の14時半頃に着いてしまいましたが、すぐに快く室内に入れていただくことができました。
それにしても途中すれ違った人は全て外国人で、小口自然の家の満室の宿泊者のうち日本人は3人だけで他は全て外国人という外国人の比率の高さにはビックリです。
まあ大雲取越は今まで歩いた熊野古道の中ではたしかに神秘的な熊野の雰囲気が一番色濃く残っていて、また誰でも歩けるように道が綺麗に整備されており、外国人に人気が高いのもうなずけます。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません