7/24 柏木道で阿弥陀ヶ森へ
大峰山登拝への古道としては最近歩く人も少ない柏木道は以前下山に使ったことはありますが、一度登りで歩いてみようとこの週末行ってみました。
この週末は土曜日に大峰の別の山への計画がありましたが大峰周辺の天気予報がどうも怪しくなってきて中止となり、翌日曜日の奈良県南部山間部の天気予報もどうもパッとしないのですが、まあ危険箇所もあまり無いコースなので大丈夫だろうと、トレーニング山行と割り切って出かけることにしました。
コース:上谷~上谷分岐(柏木道と合流)~天竺平~伯母谷覗~阿弥陀ヶ森~奥駈道を30分程南下 下山は往路を戻る
メンバー:Oba(単独)
川上村上多古から上谷林道に入り上谷の久久野智神社前に駐車、登山道へ
柏木道へ合流するまでは植林帯の中のいきなりの急登で大汗をかきます
急登しばらくで柏木道に合流 ここからは緩やかな道
大峰山への古道の名残、一町(約109m)ごとに町石があります
天竺平で一息入れます まだまだ先は長い
大峰の古道の雰囲気になってきました
苔生した石畳道もありいかにもそれらしい雰囲気です
しかし傾斜が緩やかで楽なのはいいのですがなかなか高度が上がらず長い道のりです
やっとのことで開けた所に出たと思ったら伯母谷を一望の下に
見下ろす断崖絶壁の上伯母谷覗です しかしガスガスで何も見えません
このあたりからは大峰の原生林が広がります
上谷を出発して3時間半以上かかってやっと阿弥陀ヶ森 ここで大峰主稜の奥駈道と合流です
ここには4カ所ある女人結界門のうちで来るのが最も困難といわれる結界門があります
もうしばらく奥駈道を南に歩いてみることにします
あたり一面コウモリソウが群生している所があります
奥駈道は祈りの道です
大普賢岳前衛峰の岩峰が見える所までやってきましたが
大普賢岳まで行く気力はわいてこず、帰路も長く下山が遅くなるので引き返すことにします
阿弥陀ヶ森近くの一面の笹の原が実に綺麗です
帰路、伯母峰覗へ来てみればガスが晴れていて大普賢岳が目の前に
大普賢岳の稜線をたどってみれば和佐又山の麓に和佐又ヒュッテらしき建物も見えました
伯母峰覗から少し下った沢の源頭部は水場もありなかなかいい雰囲気のテン泊適地です
大岩ゴロゴロのゴーロ帯はルート不明瞭で柏木道唯一の要注意箇所
ルートファインディングは慎重に
この後は長く単調な道を淡々と歩き上谷分岐から上谷へ還ります
名前不明の白い小さな花(ヤマトウバナ?)
マムシグサの実ができています
コナスビ
バイケイソウ
コウモリソウの花はまだ咲きかけ
柏木道は奥駈道へ出るまでが実に単調で長く大峰主稜の山への登りに使う人が少なくなっているのは、どこの山でも最短ルートにばかり人が集中するという現在の登山ブームの風潮から言えば仕方が無いことなのでしょうね。
今日は奥駈道で何人かの人とすれ違った以外は全く人に会うことがありませんでした。
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