揖斐の天狗山
奥美濃西部(奥揖斐)の天狗山(1149m)北東尾根へは一昨年に一度行ったことがありますが、下部はヤブっぽいですが上部は割とスキー向きの好斜面が多かった印象があったので、この辺りの積雪もかなり増えたと思われるこの日曜日に再訪してきました。
■期日:2017年2月19日 ■天候:曇り時々晴れ ■メンバー:Oba (単独)
■コース:R417親谷橋南取付点~天狗山北東尾根~天狗山(1149m) (往復)
■行動時間:08:00 取付点 11:57 天狗山(1149m)山頂 15:10 取付点
やはり先週後半の高温と雨がこの辺りの山の雪をスキーには最悪の雪へと変質させていました。
朝の下部はガリガリアイスバーン、高度を上げると完全なモナカ雪となり、上部では少しは新しい雪が積もっているかも、というかすかな期待は全くハズレ、山で出会う雪としてはスキーには最悪の雪の中をただスキーを履いて下降しただけ、という散々の山行となりました。
取付点付近はほとんど雪が無く、スキーを担いで鉄塔巡視路に沿って登ります
高度差50m程登ると雪が続くようになったのでスキーを履いてシール登高開始
標高300mを少し越えたところに送電線鉄塔があります 今日はまずまずの天気か
下を見ると奥いび湖が見えます
下部はかなりヤブっぽいです この辺りはガリガリの雪面
高度を上げるといい雰囲気の雪尾根になってきますが完全なモナカ雪じゃん、う~ん・・・・
誰もいません あるのはアニマルトラックだけ これはなんの足跡?
左に寄りすぎると雪庇を踏み抜く恐れがあるのでなるべく右寄りを歩きます
標高800m~1100m付近はスキーには絶好の好斜面が続きます しかしこの雪質では・・・・
天狗山の頂上が見えてきました
スタートから約4時間弱でやっと天狗山(1149m)登頂
やっぱり積雪量は少ないです 前回来た時より山頂で1mぐらい少ないようです
南西尾根から(道の駅夜叉ヶ池の里から)登ってきていた歩き登山者3人組と出会いました
北側には奥美濃の白い山々の展望が広がりますが、どれがどの山やらさっぱり??
西側のすぐそこに見えるのは湧谷山とその向こうは土蔵岳か
奥いび湖の対岸に見えるのは小津権現山、花房山かなあ
頂上から北西方向に雪のいい時に滑れば気持ち良さそうな斜面が広がっていますが
今日の雪では行く気になれません
さて下山です 雪が良ければ歓声が上がる斜面ですが今日の雪はスキーが全く曲がらない
真っ直ぐしか滑られない雪です 滑った後うしろを見ても無様なシュプールがあるだけ
あとはスキーを履いてただ下降するだけ 疲れるので休み休み行くため
メチャクチャ時間がかかり、歩いて降りるのとほとんど一緒かも
下部ヤブヤブ斜面を、プルーク、斜滑降&キックターン、横滑り、木の葉落とし、階段降り等々
持っているあらゆるテクニックを駆使しての苦労のスキー下降にもうヘトヘト
今日は天気はそれほど悪くなかったので登りでは気持ちがいい雪尾根歩きが楽しめたのと、雪がいい時に当たれば上部はスキーでけっこう楽しめそうということが再確認できたのがせめてもの救いです。
まあ、これも山スキーということで。
ディスカッション
コメント一覧
お疲れ様でした~
確かに上の方は疎林で良さそうな斜面ですね!
雪が良かったら楽しそう!
私も最近obaさん同様、ドカ雪の後は低山やなぁ~と思っております(^^ゞ
木の葉落とし、初めて聞きました
どんなワザですか!?
今シーズンはあまりご一緒出来てないので・・
またよろしくお願いいたします!
みっちゃん、毎度!
天狗山、基本的にヤブ山なので滑られる斜面は少ないですが
上部は雪が良ければけっこう楽しめる山です。
でも、福井からわざわざ来るような山ではないですねえ。
横滑りで斜め前、斜め後ろへの滑りを交えて
ジグザグにズリズリと降りることを木の葉落としといいます。
ヤブスキーでは必須の技ですね。
奥越方面へ出かけることがなかなかないですが
またご一緒できたらどうかお手柔らかに~