烈風の御嶽山

山スキー, 2018年

GW後半は好天の日が続かないようなので比較的好天が予想される5日に、例によってGW特別運行の御岳ロープウェイを利用してのお手軽山スキー御嶽山に行ってきました。
4日に寒気が入った影響で標高の高いところは降雪があったようで御嶽山も新雪がかなり積もっており、それがストップスノーとなり滑りはもうひとつで、また稜線では猛烈な烈風に難儀しましたが、まずまずの山スキーが楽しめました。


■期日:2018年5月5日     ■天候:晴れ、風強し    メンバー: Oba
■コース:御岳ロープウェイ飯森駅から御嶽山剣ヶ峰9合目付近(2920m)まで往復
■行動時間:
08:50 飯森駅    10:38 8合目半台地    11:35 標高2920m    12:09 8合目半台地    13:17 飯森駅


 

朝御岳ロープウェイ駐車場に着いたときは御嶽山山頂付近に雲が掛かっていましたが
ロープウェイが動き出す頃には雲が取れてきました しかし寒気がまだ残り風が相当強そうです

ロープウェイ終点飯森駅付近はほとんど雪無し 昨年と比べてかなり雪が少ないです
少し歩いてシール歩行可能となりました

高度を上げると正面に御嶽頂上山群が見えてきます

(右から)継子岳、飛騨頂上、摩利支天山

右手後方 継子岳と向こうに見える乗鞍岳

剣ヶ峰方面 目指す斜面が見えてきますが所々に新雪が吹き溜まってスキーには難儀しそう

8合目半台地にて石室山荘を見上げます ここでクトー(スキーアイゼン)を装着

いつものように8合目半台地で左に回り込んで稜線へ続くルンゼを登りますが、新雪が吹き溜まって
それが湿雪で濡れたシールにくっついて下駄状になり難儀な登りです やっと覚明堂まで登ってきました

9合目の稜線に出たら猛烈な烈風で体ごと持って行かれそう シールを外し滑降の準備するのも
一苦労です 写真を撮るのも一苦労で必死でシャッターを押しました 摩利支天山、継子岳方面

稜線付近はガリガリアイスバーン 8合目半台地まで続くシュート入口へ慎重に下降
烈風をたびたび耐風姿勢で耐え、風が弱まった頃合いを見計らって一気に滑りました

8合目半台地まで一気に滑り降り 滑った斜面を見上げます

高度を下げて風も弱くなりやっと一安心 所々新雪のストップスノーで滑りにくいです

下部に来てザラメ雪斜面が多くなり快適に滑ることができるようになってきました
まだまだ大斜面が続きます

森林限界付近まで降りてきました ここで大休止 やっと一息つくことができます

御嶽頂上山群もこれで見納め

後は消化試合の樹林帯を下降 飯森駅に無事帰還 御嶽山山スキーは終了です

予想通りの新雪ストップスノーと烈風にちょっと手こずりましたが、まあこういうこともあるのが山スキー。苦労しながらも標高2900m以上の高所から一気に滑り降りることができて満足です。
さて今シーズンは雪融けが早く明日からの雨でまた一気に雪が少なくなるだろうし、何となく心残りな所はありますが、このあたりでそろそろ山スキーシーズンも終了ですかね。